スマホゲー感想まとめ

家庭用ゲームとか対戦ゲームについてはよく昔からブログで記事を書いていたのだが、スマホゲー(いわゆるガチャゲー)について書いたことが無かったので、これまで遊んだタイトルの一部についてざっくり自分の感じたことを覚えているうちに書いておこうと思う。

 

ネガティブなことも好き放題書いてるので、好きなタイトルが見えたら飛ばしてください。

 

拡張少女系トライナリー

何がきっかけだったか忘れてしまったが、アルトネリコシリーズのディレクターの新作でかなり尖っていると聞きつけて始めたと記憶している。

ゲーム内容としては、プレイヤーとは違う宇宙にいる女の子にスマートフォンバイスから干渉し、彼女たちの世界が円滑に進行していくようサポートするゲーム...と思いきや、途中から世界そのものがプレイヤー"達”の意思決定によって方向づけられていく。

ガイド役の女の子に導かれるままに行動していたら実はそれがエヴァの人類補完的な活動の手伝いをさせられていたということが発覚する等、中盤以降は徐々に世界の真実が解禁され緊張感が高まっていく。

この手の作品、後半で真相が判明しだすまでは酷く退屈であることが多いのだが(代表的な例はひぐらしでいいっすかね)、女の子のサポートの一環として精神世界に干渉するシーンが含まれていて、これがうまく刺激と退屈のバランスをとってくれている。現実世界では日常系百合が起こっていても、女の子の精神世界はヒビ割れてズタボロになっていたり、昔母親を射殺したトラウマを回想し始めたり、仲良くなった女の子の一人格(精神的な一面が擬人化されたもの)が突然連れ去られ姿を消したり、いるはずのない違う女の子の一人格が侵入してきたりと、気を抜くとやられるカンジはDDLCに近い。フラグ管理も異常に凝っており、細部で他のプレイヤーと異なるリアクションをとられる事案が多発する(ウィッチャー3並に分岐しているものと思われる)。

 

このようにシナリオ特化のつくりになっている尖ったゲームだが、欠点は多い。一応戦闘要素があるが、ヌルいしつまらない。奇特な方もしくは極端に運が良かった方のSSRをお借りして高速オートで殴って進行するのが基本。ガチャの主目的である衣装着せ替えも、それほど意味がない(戦闘中やメインシナリオ中の衣装は固定の為)。無限ロードが頻発する時期もあった。

 

とはいえ非常に野心的な試みがうかがえたし、スマホチャゲーの戦闘に面白さを期待していなかったので、無限ロード以外はそこまで気にせずプレイできた(そこも、途中できちんと改善されたし)。総合的にかなり好印象なタイトル。

 

しかしながらゲームの仕組みがいわゆる買い切り型ゲームに寄っていることもあり、ユーザーを課金へと誘導する要素が乏しかったためか、とうとう8月31日にサービス終了が決定してしまった。残念だが次回作は家庭用で出してもらえないかなあ....

 

グランブルーファンタジー

確か2014年だか2015年くらいに、デレマスコラボ第二段の告知で本田未央がプレイアブルと知りPC版で開始。シナリオ・グラフィック・ボイス・キャラクター等全体的なクオリティは非常に高いのだが、特定の段階を超えた後に求められるやりこみのレベルが跳ね上がりすぎた。際限なく求められるレアドロマラソンの先にあるご褒美は戦闘力向上ばかりで、ほどなくモチベーションが消失。時間をベットするには値しないタイトルと判断し、開催中のシナリオイベントが良い感じだと聞いた時だけ起動するようになった。

 

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ

初期型のスマホがぶっ壊れ、iOSに買い替えたのをきっかけに開始。普通に遊ぶ分にはシビアなマラソンが求められないので気楽。キャラはかわいいし高クオリティで動くし、曲もいい。メインシナリオも基本的に文句なし。

 

デレステ時空というべきか、モバマス時代に好きだった設定やエピソードの変更に対する印象が強い。

 

Pと周子のドラマCD(目指せシンデレラNo1)エピソードが「周子と紗枝はん(おまけにP)のエピソード」に変化したり、二宮飛鳥がモバマスでは静岡でローカルアイドルをやっていたのが、デレステでは一般市民として公園にいたところをスカウトされて活動が始まるので驚いた(個人的には彼女が自主的にアイドルをやっていたのか、Pに勧誘されてアイドルを始めたのかによって大きな差異が生まれるような気がするのだが、脱線が激しくなるので割愛)

 

イベントシナリオは途中まで楽しめていた。昨年末くらいから声つきのいつメンでマッタリするだけの筋書きがルーティン化していると感じ始め(単純に飽きたのだろう)、今はMV専用ゲーとして嗜んでいる。

 

飛鳥と蘭子のダークイルミネイトイベントは彼女らに対するユーザー側のレッテルを浮き彫りにするような内容でかなり気に入っているのだが、それ以降はなんだか丸くなったなあという印象。

 

アイドルマスター ミリオンライブ シアターデイズ

Pとアイドルがガッツリ絡んでいるので、箱マスをコミュ目当てで周回していたPドル厨としては非常にうれしい。

ライブ演出はデレステとは違うベクトルに気合が入っている。

各アイドルのキャラクター性や関係性をある程度把握した段階で自分の中でSlice Of Life系の作品として落ち着いてしまう可能性は高いが、仕事と対戦ゲームを往復する毎日の中に活力をもらえている。

 

FGO

過去の型月作品の代表的なお祭りタイトルである歌月十夜hollowでは、まさにファンディスク的な幸福世界が構築され、紆余曲折の末に夢が終わりを迎えていくという話が展開されていた。

 

一方、FGOは終わりの無い祭だ。

 

ネロや黒セイバーや両儀式( 「」 )が、ザビや志郎のような各作品の主人公ではなくFGO主人公に好意を寄せているのはざっくり言えば祭だからだろう。

昔よくwebで遭遇した出来の悪い二次創作のような内容にメインシナリオ上で直面させられるのも祭だからだろう(主にローマとロンドン)。

 

たぶんこのまま記憶から消えていくと思う。端末からは既に消した。

 

■アナザーエデン

買い切り型ライクな良ゲー。

メインシナリオは、よく言えばプレイヤーの想像に委ねられる部分が多い。悪く言えば描写が不足している(フィーネが闇堕ちした後、突如相方が合体解除するとことか)。

多次元宇宙を渡り歩く猫の話など、町の一般NPCの台詞にサラッと重要な情報が含まれているので、村人を無視する系ゲーマーにはつらいかもしれない。

キャラクターの個別クエストはバリエーション豊かでとてもよい。イベントは恒常解放なので時間に追われずにゆったりとプレイできる。

 

 

 

 

今は、ちまちま「メギド72」を遊んでます。かなり面白いっすね。