Whatever備忘録

■NO BORDER. PVが良かった

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1分12秒~15秒あたりのダンスがかなり好みだったので謎にキャスト情報まで調べ、珍味さん(PV内ダンサー)の動画を何本か観た。

 

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幼少期から人の目がなくてひとりきりのときだけ踊る謎の癖があるので、そろそろダンスの基礎を学んでみるのもいいかもしれない。あの1分12秒~15秒らへんの動きも実は名前のついたテクニックだったりするのだろうか。フムン。

 

MCU

フェーズ3まで鑑賞。

 

もともと観ていたのは「アイアンマン1~3」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー1・2」「アベンジャーズ」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」のみだったが、とりあえず全体像を観とくかの精神でフェーズ3まで鑑賞した。

 

良かった点を挙げると、まずトム・ホランドスパイダーマンの良さを確認できたこと。トビー・マグワイア版が至高という考えは変わらないけれど年相応のピーター・パーカー成分を味わえた。

 

次点はマスク着用時のウィンター・ソルジャーがめちゃくちゃカッコ良かったこと。銃器含め武器を次々に使い捨てていく。excelent

 

まあまあ楽しめたのだけれど、点と点が繋がって大興奮みたいな体験はできなかった。

IWで完全勝利したサノスの良さがEGの最終決戦中にどうしようもなく駄目な方向に上書きされてしまったり、彼の提示していた宇宙レベルの課題はスルーされてしまったり、一度アベンジャーズ入りを断ったピーターがIWではアッサリと快諾したり...

GotGが一番好きなので、カーラがインフィニティ・ストーンの雑試練で雑に殺されてしまったのもショックだった(ウィルの家族が!せっかくいい雰囲気になっていたのに!)サノスにそこまでの役割を背負わせておいて小物化で終わったのでもう何に感情を向ければいいのかもわからない。

 

全体を追うことで『力』あるいは『強者』の扱われ方がシフトしていく点は楽しめたけれど、GotG vol.3モチベはかなり低くなってしまった。

 

シャニマス ノーカラット

 

にちがが塩対応の美琴との距離を努力と根性で縮めて、にちか相手には異常に弱々しくなるシャニPにわかりづらいプッシュを受けながらなんだかんだで糧にはしました、ここから始まります

 

だけで終わらないようにちゃんと用意されているつくりで、俺の興味は完全に七草にちかから緋田美琴に移った。にちかはもうムキムキだからな(p2週目を履修した)。

 

 

■ガニメデ慕情

”かつて我々が親しんだあの名作がもう○○年前!?”系の話題がちょくちょく流れてくる。雑談にも頻出。

 

楽しい思い出話のきっかけとしてはむしろ歓迎しているが、加齢自虐ジョークへと繋げられただけで終わる展開が苦手だ。「ほえ~」「そうなんすね」「マジか」「そんなに」あたりをランダム再生してやり過ごしている。

 

プールに入る前のシャワーをくすぐったさそうに浴びるように繰り出される「俺らもうジジイだぜ」「わたしもうババアだから」を聞くと、身体の熱が下がるような感覚をおぼえる。こうしたジョークを純粋に楽しんでいるひとも、自覚的に、時間の経過に精神ダメージを負うポーズをとることで笑いの種へと変換しているひとももちろんいる。とはいえ楽しい話に切り替えるでもなくただ苦笑して終えられてしまうと、少々こまってしまう。

 

 

なので苦手なトピックに俺がどう向き合うかという問題だと捉え、相手と自分の落とし所を探りつつ、愉快な方向へ転換させたり何も思いつかなかったときは黙って聞く姿勢をとったりしていくことにする。人の愚痴は黙って聞いてやるものだ(ワッ!傲慢!)

 

謎の目線になってしまったが、そもそも俺自身が常日頃行住坐臥一切の時勢これtwitterレベルの脊髄発言をところかまわず撒き散らしている、周囲の温情に生かされているだけの人間であることは一応書いておいたほうがいいだろう(俺の人格を知らない人もこの記事を読むかもしれないので)。

 

 あの頃の楽しみ、今の楽しみ、これからの楽しみ。他人から聞くなら、単なる自虐よりはそういうハナシがいい。俺以外の人は俺よりも楽しい人生を味わっていると信じさせてくれ(エゴ

 

■「それをお金で買いますか 市場主義の限界」感想

まあまあ面白かった。以前「ヤバい経済学」でインセンティブの実例を知ったときから報酬が持つ強固さについて扱われる本が読みたかったのだけれど、社会を動かす構造がもたらす問題の一部について学ぼうとしたらたまたま噛み合った。

 

金さえあれば順番待ちをスキップし、優先的にサービスを受けられるビジネスモデル「行列の倫理」等具体的な事例に次々紹介されていき、道徳よりも市場効率を優先する在り方に批判的な目線が向けられている。なんか筆者のサンデルは経済学者にめちゃくちゃキレてる。

 

最初は刺激的だったが、最初に大枠の主張が繰り出されたあとは同じ大枠テーマと結びつく個別事例の紹介が無神論者にとってのお経の如く羅列されてしまい興味がみるみる摩耗していくいつものパターンからは逃れられなかった。まあでも面白かった。

 

■「一流の頭脳」感想

かまあげさんのおすすめで購入。 良かった。

 

いかにも高尚な理論が展開されそうなタイトルで怯えたが、内容はかなりシンプルだ。

30分程度の負荷が高い運動(特にランニング!)を習慣化するとめちゃくちゃいい影響があるという一点。その範囲は記憶力、対ストレス、脳のアップグレード、集中力、やる気、アイデア、学力などに及び、実験の結果などがざっくりと解説されていく。本当に解説はざっくり寄りで、科学的根拠に関しては筆者が冒頭で「ジブン、カロリンスカ研究所でリサーチャーやってましたんで信じてくださいッス。」みたいなノリということもあり厳格さを求めるひとは眉根を寄せるかもしれない。

 

しかし俺レベルの教養では詳細なデータを明示されてもその信頼性をジャッジできないのでそれくらいでちょうど良かった。伝えたいメッセージ自体はごくシンプルなので事例や根拠のみを読んでいくのは楽だったし、人によっては最初の数章を読んだらもう十分と判断してさっさとスポーツウェアに着替え、ランニングシューズを履いて走りにいくだろう。俺は走りにいった。

 

■「 ICEY」感想

面白くなかった。

 

ナビゲーターに嫌がらせして笑えるリアクションを聞くのがメインのメタ寄りゲームになるのが表面、シリアスな真相につながる物語が展開されるのが裏面であり本当の持ち味という類のゲームだったのだけれど、ストーリーがド直球にクトゥルフ神話と接続された段階でかなり萎えた。

 

クトゥルフ神話自体を嫌っているわけではないのだが、謎に包まれた物語を売りにするゲームがクトゥルフをモチーフにするでもなく直接的に引用してこられると、途端に作品への期待は霧散してしまう。確たる答えは明示されないことがその時点でわかってしまうし、読み手を右往左往させた挙げ句続きを待たせる/読み手の想像に任せてくるからだ(実際本作もそのとおりだった)。クトゥルフ自体は非常に興味深くはあるけれど、謎を究明する物語に持ち出されると「ああ、クトゥルフ」なのねで完結してしまう。

 

ブラッドボーンくらい練ってくるなら気にならないが、用語そのまんま持ち出してくるならそもそもクトゥルフ神話を読む。