はじめに

twitterで作品の感想ツイートを数個打つだけだと物足りないことがどうしても多くなったのだが、SNSは正直オタクにとって窮屈になることも多かったので、このブログの作成に踏み切った。趣旨としては、

 

・ゲーム/小説/映画/マンガあたりの感想をネタバレありで好き放題書きたい(肯定・否定問わず)

SNSでは"not for me"で「オトナのポーズ」をとるため触れられずにいた作品にも触れたい

・書きたいことを書くというスタンスなので、読者が傷ついたり怒ったりしても責任はとれない(否定的なエントリを載せることもあるので、そこらへんは飲み込んで欲しい)

・こうすることによりTL連投率も下がるため、興味のないフォロワーに迷惑をかけない(はず)

 

完全自己満足の内容なので普段なら自分で読み返す専用のブログに投稿するのだが、

そろそろ普段裏庭に捨てているような内容を公にしてもいいような気がしてきた。

 

最後に大好きな森見登美彦の小説、『太陽の塔』の一節を引用させていただきたい。

 

「ここに緑の牧場があると思ってくれ。ぐるりと柵で囲った中にたくさんの羊がいる。何も考えずにのうのうと草を食べてはごろごろして、それで結構幸せなやつもいる。俺は本当に羊なのだろうか羊ではないのではないか羊ではない自分とは何者なのかと不安になって呆然としているやつもいる。柵の外にちょっと足を出して、また戻って来ては、『俺さあ、実は外へ出たことがあるんだぜ』と得意になって吹聴しているやつもいる。それを感心して聞いてるやつらもいる。柵の外へ出たまま、どこかへ行ってしまったやつもいる。

 

そのたくさんの羊たちの中に、一人でぽつんとたっているやつがいる。

そいつは自分が羊であることがわかってるし、実は恐がりだから柵の外へ出ようとは思わないし、かといって自分が幸せだとも思ってない。ぱっと見るだけなら、そいつは他の羊とあまり変わらないように見えるだろう。

 でもよく観察してみると、そいつはひたすら黙々と、すごく凝った形のうんこをしているのだ。確かにそれはただのうんこだ。でもひどく凝った形だ。とは言え、やっぱりただのうんこだ。

 

そして、その羊が、俺だ」