■シャニマス観光
2020年9月6日に、シャニマスの背景としてよく使われている聖蹟桜ヶ丘へ出かけた。シャニマスプレイヤーの先輩であり信頼オタク友人のひふみさんがまさかのガチ地元民だった上にガイドまで買って出てくれて、行きたいスポットを投げるだけでルートまで含めて全て用意してくれるというhyper support carryを見せつけられ、韓国lol界で言う『バスに乗る』はまさにこういうことなんだなと一瞬で理解した。天気がかなり不安だったが、常時雨にはならずいい感じの涼しさがキープされ、雨も一度ゲリラが通過した程度という天に愛される結果となった。
渋谷・秋葉原の背景絵の使われ方が示す通り、あくまでもシャニマス世界とリアル世界のタウンマップがイコールではないのだけれど、想像が広がったり解像度が上がったりしてかなりいい体験になった。感謝。
・浅倉透とシャニPが出会ったバス停
浅倉透とシャニP が出会ったバス停(の元ロケーション)に行った。近くの階段を上がるとベンチスポットがあり、共通コミュで腰かけてた“目立たないベンチ”はここっぽい。 pic.twitter.com/nO1txjDPOO
— さわづま (@sawazuma) 2020年9月6日
ガチ地元民のひふみさんが言うには、10年以上前にはこのバス停横の階段を上がった先には確かにジャングルジムが存在していた...そうなのだが、現在は撤去されているようで、よくわからない段差の盛り上がりがその残滓のようだった。
少し残念ではあったが、同時にこの『思い出のジャングルジム』を知れるのはシャニマス世界の浅倉とPだけであり、両者だけがそこにアクセスすることができ、現実のオタクには手が届かない場所である...という方が美しいってか聖なるものって空気出るのでこれはこれでいいってかこれでよかったなと思いました。
・ふらここ凛世のブランコ
写真はとってないけど、土手を歩いてると思ったらぽつりとブランコがあって、ここが一ノ宮公園ですよって告げられて、聖蹟桜ヶ丘のレベルデザインが放つオーラに狼狽させられた。
シャニマスではブランコの向きが調整されてより背景が映えるようになっていることを確認。
・府中四谷大橋
— さわづま (@sawazuma) 2020年9月7日
よくゲームで見るやつや~!
大橋がかかってる地区ってなんかいいよなあ。なんていうか、世界が明白に区切られてることを示す感じというか・・・ロマン。
・ゆうひの丘
マホ程度のカメラ構えても肉眼の視界に良さがおいつかないから写真は撮らず。
予想に反して住宅街の真ん中にある感じで、散歩中のワンコが行きかうのどかさと、街を一望できる雄大さが違和感なく溶け合うすげえスポットだった。
夕日を待っている間にめっちゃ蚊に刺されてキャラ対さぼったのを後悔しつつ、【10個、光】TRUEを思い出してしみじみとしていた。
移動中のひふみさんの地元トーク+オタクトークもかなり面白く、地元の名店カフェみたいなのにも連れて行っていただいて大満足であった。聖蹟桜ヶ丘のbengiことひふみさん、ありがとうございました。
■ニューロマンサーを読んだ
かなり面白かった。
原文に合わせたガットパンチな翻訳文体で繰り広げられる、ちんけな個人による死に物狂いの抵抗。特に第一部が白眉。退廃的な千葉の雰囲気、破滅に向かって弧を描いている青年ケイスの生き様が良い。
ただ分かりづらいところはかなり分かりづらい。特にリヴィエラのトリックスターぶりにはかなり混乱させられたし、最後の"対決"の意図もまだよく呑み込めていない。そもそも序盤で登場した兵器『コブラ』すら、ググるまで具体的にどういう武器なのかを把握できていなかった。
雰囲気で読んでも十分楽しめる作品だがリヴィエラ誘拐パート、ザイオンパート、迷光仕掛け[ストレイライト・ラン]パートは丁寧に脳内で処理していかなければならない。そのとっつきの悪さも含めてお気に入り。
サイバーパンク2077発売までに『モナリザ・オーヴァドライブ』まで読み切っておきたい。『クローム襲撃』は『ドッグファイト』以外塩だった。
■アクタージュが終わった
こんな終わり方ってあるかよ。
テレビドラマ編が始まって、アリサがうまく夜凪をフォローして、天才が枠からはみ出すのではなく完璧に枠の中に適合していく様子とか、子役の固い決意とか、上の世代の大先輩に認めさせるという方針とか、きっとそういう試練を乗り越えたらクライマックスのオールスターキャストの黒山映画編が開始する予定だったはずだ。
作品全体を通して、もうそろそろ手札がつきてダレてくるんだろうなあ→まだドラマを見せれるってのかよ!?という新鮮な驚きがあり、原作の手腕と美麗な作画のマリアージュにわくわくし続けていた。
稀有な作品だっただけにこんな形で終わってしまうのは残念。チェンソーマンとワールドトリガーは円満に完結まで行きますようにと願うほかない。
■メギド
俺の評価が高いのは依然変わりないが、色々あってメインストーリー更新待機勢になりつつある。
もうティアマトとガープ以外のリジェネレイトは特に必要ないと考えているから特に新キャラにも興味は湧かないし、石目当てに復刻イベントをやるのも億劫。 霊宝を作りすぎると戦術でクリアするゲームではなくパワーで解決するゲームになってしまうのであまりエンドコンテンツをやりこむ意欲もない。
でもストーリーが良すぎるし戦闘が面白いと感じているのも全く変わりない。終わりのない育成による時間消費を忌避するゲーマーには本当にありがたいゲーム。
■ストレイライト(シャニマス)についての願い
ひふみさんと観光中に話していて我ながら驚いたのは、一応目を通していたはずの2つめのイベ(WorldEnd:BreakDown)の存在を忘却していたことだ。ユニットとしての愛依にフィーチャーしたやつっすよと言われてようやくああ~~~って思いだせた。
別に内容が悪かったわけではなく、むしろ良質なほうに位置づけられるものだったという印象もある。が、ストレイライトのユニットイベは感謝祭も含め、既に一定の地点に着地して安定期に突入"してしまった"かのような感覚が俺にはあり、その点から印象が薄くなっているのかもしれない。不穏さが性癖なことが大きく関係しているのだろう。
イベントコミュでは他ユニットと、感謝祭ではユニット内で競い合っているにも関わらず、まだ俺はストレイライトに"シビアな世界であがいている感"を見いだせていないようだ(安定期とか言っちゃってるし)。曲は全部買ってるけど、まだストレイライトの曲の歌詞が持つ熱量にユニット本体のストーリーは追いついていないのではないかという印象もある。
とはいえこの間の越境コミュ「アジェンダ283」のストレイライトパートは短いながらも情報が詰まったいいもので、まだまだ制作側がユニットのポテンシャルを発揮しきってはいないと確信するにはじゅうぶんなものだった。自分が生きる世界のルールを壊さずにうまく戦い抜いて見せたアンティーカを描く『ストーリー・ストーリー』や、社会性を遮断して本来の自分たちを優先するノクチルの『天塵』、熱心なファンの真摯な思いを参考に魅せ方を再検討する放クラの『Many Screens』が展開されていることから、まだまだシャニマス運営およびライターへの信頼度は上がるばかりである。
これまでのイベも十分良かったのにあれは準備運動にすぎなかったのか!?みたいな濃いのをストレイライトにも期待している。